ironnashumiaka’s diary

推しの萌え語りです。

ドラマオリジナルの話

 

もう何食べのドラマが終わってから1ヶ月経ちますが、私は先日主題歌だったOAUさんの『帰り道』とフレンズさんの『iをyou』を買って何とかロスを紛らわせています。

両方とも改めて聴くとめちゃくちゃ良い歌詞…。メロディーも温かくて癒されるし、ドラマの場面が浮かんできます。

 

さて本題なんですが、『きのう何食べた?』のドラマはその再現度の高さが話題となっていました。

ビジュアルはもちろん、空気感やシロさんの心情の変化など、細かい部分まで丁寧に再現されてて感動しました。(かよこさんの旦那さんに関しては、漫画からそのまま飛び出してきた説を推している)

 

ですが、所々に散りばめられたドラマオリジナルもまた、この『何食べ』の魅力を増進させた要因の一つだったと思っています。

もちろん、原作とは違うので『何食べはこうじゃない!』という人もいらっしゃるでしょうが、私はこの『何食べ』という世界観において、原作の空気を崩さず、でもドラマとして『何食べ』を描く上で、実写だからこそ表現出来るということを100%表して頂いたと思っています。

 

というわけで!今回は!!

 

~私的ベストドラマオリジナルTOP5~

 

作ってみました。あくまでも個人的感想です。

 

5位

11話 : 『ケンジを実家に連れて帰ろうと思う』の時のシロさんの涙

 

これは特に原作が好きな方の解釈違いが起こりそうだな~!とは思ったシーンでしたが、私はこういうシロさんもとても良いなと思いました。

ていうか西島シロさん原作より全体的に優しいというか雰囲気が柔らかいよね。とても素敵だと思う。もちろん原作のシロさんも好き。

原作はもっとサラッとしてるんですよね。

だからこそ『シロさんが泣いてる!?』と驚いたし、胸に来るものがあったというか。

西島さんとよしながさんの対談(ダ・ヴィンチより)で、西島さんが『台本も原作通りだし普通に言うつもりだったけど、このシロさんならなんかああ(涙が出る)なっちゃうなぁと』とおっしゃっていて、実写だったからこ成り立った展開だったんだなぁと大変興味深かったです。

ほんのり温かい西島シロさんだったからこそ出来た演技なんだろうなと思いました。

『分かって欲しくて…』って消え入りそうな声で訴えたシロさん、”今自分は幸せだと伝えたい”っていう切実な想いが伝わって来て普通に泣いたよね。

 

4位

8話 : ヨシくんが自分の思いを告白する場面

 

これもドラマならではのシーンでしたね!!全体的に原作は淡々としてるけど、ドラマはその一つ一つを少しウェットに丁寧に取り上げてるなぁという印象でした。

原作のヨシくんは少し笑顔でサラッと『びた一文渡したくない』って言ってたけど、ドラマのヨシくんは言いづらそうに言葉を飲み込みながら訴えてて『俳優さんすげ~…』ってなった。ヨシくんがどれだけ辛い思いをしてきたのかっていうのが一瞬で分かるシーンだなぁという印象でした。

シロさんに『事務所にいらしてください』って言ってもらえた時の二人の喜びようが、あまりにも切なくて優しくて堪らなくなりました。

いや俳優さんほんと凄い。

主演二人はもちろん、周りの人達もめちゃくちゃマッチしてる。テツさんも原作まんまだもんなぁ…凄い…。

 

3位

最終回 : 散髪シーンのハグ

 

これは上二つの原作のイメージを少し変えるというタイプではなく、原作には無い完全なドラマオリジナルでしたね!

原作では二人が抱き合ったり手を繋いだり、言わば触れ合うシーンというものは全く出てきません。(公式同人誌は置いといて)

よしなが先生も『あえて本誌には書いてない』とおっしゃっていたので、まぁドラマでもそういうシーンは無いだろうな~なんて油断してました。思いっきりバックハグやん。

原作では1巻にあった家での散髪シーンを最終回に持ってきたのも、シロさんの『これからはカフェにも付き合う』という台詞をあのタイミングで入れたのも全部綺麗に纏まっていて、脚本の構成が素晴らしかったんだなぁと改めて実感しました。

あのバックハグシーンの内野ケンジの表情見ました?愛おしくて仕方ない顔してた。役者さんはほんとに凄い。

あのシーンにBGMが入ってなかったのも良い演出だな~と個人的には思いました。時計の音と衣擦れの音だけ。静かで優しいシロさんとケンジだけの時間が流れてて、儚くて切なくて美しいシーンだったなぁ…。

 

2位

最終回 : 実家からの帰り道

 

実家から家に帰る途中、『もう俺ここで死んでもいい』と顔を覆うケンジと『そんなこと言うもんじゃない』とケンジの肩を抱くシロさん。

原作では、この後この二人を見た通行人が心無い言葉を浴びせるシーンがあります。よしなが先生が描く厳しい世界がそこにはあり、それでも二人は支え合っていくという終わり方でした。

ですが現実的で切ない原作に対し、ドラマでは『長生きしような、俺たち』というシロさんの台詞であのシーンは幕を閉じました。

原作には原作の良さがあり、ドラマにはドラマの良さがあるんだと実感したシーンでした。

実はこのシーン、原作の中で3本の指に入るほど好きなお話なので、ドラマでどう表現するんだろうと期待半分不安半分でした。

でも、良い意味で原作より少し柔らかいドラマの世界において、この締め方は個人的には完璧だなと、ただただ幸せな気持ちになる最終回を作り出して頂けたんだなと思いました。

『食い物は油と糖分控えてさ、薄味にして、腹八分目で、長生きしような俺たち』

この台詞、めちゃくちゃシロさんらしいプロポーズじゃない?凄くない?この台詞考えた人ヤバくない?(語彙力)

シロさん、社会的な契約も何も無いけど、今まで通り喧嘩して仲直りしてご飯食べてっていう幸せな時間を一生ケンジと過ごすって決めたんだな~~~ケンジ良かったねぇ~~~。

 

1位

9話 : 『シロさん。大事にするよ。大事にする。』のシーン

 

構成考えた方に何回お礼言っても言い足りない。断トツの1位でした。

 

原作では、ケンジは店長の浮気話を聞いた帰り道、シロさんは一人でご飯を食べた後、互いにパートナーを想って一人『大事にする』と決意するというシーンでした。

最初9話を見た時、ケンジの帰り道やシロさんの入浴シーンが無くて『えっ!?大事にするよのシーンカットされた!??』とめちゃくちゃ焦ってた。この話も大大大好きだったので。

でも結局指輪シーンの西島シロさんと内野ケンジの可愛さに打ちのめされて『まぁ…可愛いし良いか…』って油断してたところに、ケンジのあの台詞じゃないですか。最高すぎて泣いた。

自分の想いを相手に伝えるって大事ですよね。ケンジがシロさんの料理を褒めているように、口に出さなきゃ分からないことってあるんだと思います。そういう点で、お互い顔を見ながらの『大事にするよ』は、この何食べの世界において最高のドラマオリジナルだったなぁと。

 

それにしても、大事にするよって言われて微笑みながら『うん』って返せるシロさん最高すぎてヤバい。愛されてる自覚あるんですね〜〜〜〜可愛いなぁ…。ケンジも店長のところの浮気話を聞いてしまって色々思うところがあったんだろうな…。この次の回に過去のケンジの浮気話を持ってきたことで、ケンジの『パートナーは大事にしなよ』がより深く刺さりますね。いやほんとに構成凄いな。

 

 

んんん〜〜〜〜〜迷ったけど私的ベスト5はこれかな〜!!

 

 

番外編良いですか???(おい)

これはドラマオリジナルというには弱い(展開に直接関係ない)んですけど、テレビの前でつい『良〜〜〜〜!』と言ってしまったのでまとめておこうと思って…。

 

 

・4話 : 付き合ってない頃のデートシーン

 

えっめっちゃ良くなかった??2人で外食してる時の西島シロさんの笑顔見た???あれは流石に惚れてしまう。目の前であんな無邪気な笑顔見せられたらそりゃますますケンジも好きになっちゃうでしょ。間違いない。

2人で話してる時、ケンジが何話そうかどうやって笑わせようかちょっと企むような顔してたのもめちゃくちゃ良くなかったですか…?そんなことなかった…?私だけ…?私にはそう見えたよ

全然関係ないけど店員さんに『2人』って指2本立てたシロさん爆イケだったな。

 

・4話 : 小さいクリスマスツリー買ってくるケンジ

 

いや原作のシロさんなら『無駄使いするな!』って怒りそうなとこだけど、西島シロさんは優しかったね…良かったね内野ケンジ…。『おぉ〜✨✨!』って笑って受け取ってくれて良かったね…。これは純粋にふたり2人が可愛すぎたので入れました。

 

・4話 : ケンジが初めてシロさん家に来た時の緊張感

 

何か4話ばっかりになってますね。

何か雑誌か何かのインタビュー?で内野さんが『このシーンは新妻の初夜のつもりで演じる』とおっしゃられて、西島さんが物凄くドキドキしていたという記事を読んだ時、いやマジで役者さん半端ねぇ…(語彙力)ってなった。

だって伝わったもん、そのドキドキが。別に特別何も無い、2人がご飯囲んでるだけなのにあの異常な緊張感。

 

 

色々書いたけど、改めてシロさんとケンジが西島さんと内野さんで良かったなぁ〜と思いました。

 

まだまだエピソードは残っている!!!2期求む!!!